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雨季のカラチは大洪水

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カラチは雨季に入りました。カラチではほとんど雨が降らないので、降雨対策の不備が指摘されます。 新聞報道では https://edition.cnn.com/2022/07/11/world/pakistan-karachi-flood-damage-climate-intl-hnk/index.html https://www.dawn.com/news/1699741/widespread-rains-thunderstorms-expected-in-karachi-other-parts-of-sindh-till-july-18-met-office 日本なら大きな報道になりますが、こちらでは慣れているようです。 水が少し引いたところで街中を自動車で走ると こんな感じでした。乗用車ではエンジン部が水に埋もれてしまうので、ランドクルーザーなどの大型SUVでないと移動ができません。 翌日にはいたるところで、バイクやリキシャ、自動車の修理が路上で行われています。修理箇所は電装部品ですね。電装部品が水につかって損傷しているようです。今のパキスタンでは最新の電子燃料噴射装置やハイブリッドの自動車よりローテクな機械式の自動車のほうが修理が容易でよいのでしょうね。

ダイエット

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皆さん、ダイエットに苦労していませんか。ダイエットするならパキスタンに来てください。3か月間で10㎏の減量ができます。本当ですよ。ホントに、ホント あと10㎏減量すれば、20歳のころに戻りますね。さて、できるでしょうか。。。 そして、ズボンのベルトが6㎝弱小さくなりました。ウエストが縮みました。 ジーンズもヒップオンでは穿けなくなりました。ベルトが必要です。 しかし、年寄りが急に減量すると、体にはよくないですね。写真を見せることはできませんが、肝心の筋肉が落ちてしまいました。日本に戻って体力を戻すのにどれだけの労力が必要になるでしょうか。体重が減った理由はこのブログの最終回(日本に帰国した際)で報告します。ヒントはカラチの環境が原因ではありません。

犠牲祭(4)

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 犠牲祭では、牛、羊、山羊などを屠殺し解体します。その後、解体した肉を皆で分け合います。その肉はどのように料理するのでしょう。料理をする前に解体に使用する刃物が路上で売り出されます。日本100円ショップでは包丁は会計所で渡されますが、路上で堂々と売られています。銃刀法が存在しないパキスタンですが盗難には遭わないのでしょうか。 料理の多くはバーべキュ―(要は肉を焼いて食べます)です。そのための道具が売り出されます。 そして、こんなものまで大量に売り出されます。 解体作業にしても、バーベキューにしても地べたに座って行いますから必要ですよね。

犠牲祭(3)

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犠牲祭から2日後の街中の様子は、さながら昔の日本の正月のようでした。 遊園地に設置してあるような遊具が路上に置かれ子供たちが遊んでいます。 着飾った女の子が馬車に乗っていきます。シンデレラのお姫様になった気分でしょうか。おっと、イスラムの世界ですから、アラジンのお姫様ですね。 犠牲祭では、解体した肉を3分の1を家族で、3分の1を親戚・知人に、そして残りの3分の1を貧しい人たちへの寄付というように分けるそうです。 しかし、路上にはこんな風景が見られます。 何か、ゴミ捨て場ですよね。でも、はかりが置いてあります。はかりは何をするのでしょう。ごみの量を計って廃棄物処理をしてもらうのでしょうか。 いえいえ、下の写真を見てください。 そう、廃棄物ではありません。肉を売っているのです。40℃近いカラチの路上に置かれた肉です。腐敗してはいないのでしょうか。パキスタンの人の胃袋は丈夫なんでしょうね。パキスタン人には、パキスタン腹は起きないのでしょう。 最後に、天に召されずに済んだ牛さんです。

犠牲祭(2)

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現地の人に招待されて犠牲祭に参加してきました。牛を1頭解体しました。 親族が一堂に会して協同して牛を解体します。女性は一切手伝いません。男性のみの仕事です。 インターネット情報では専門の業者が回って屠殺する、というように記載されていましたが、家族総出で屠殺し解体しました。建設会社に勤務していた友人に聞いた話では工場の新築の際には僧侶(?)が来てお祈りを捧げたうえで屠殺すると聞いていたのですが、そのような儀式は何もなく、牛を縛り上げて動かないように固定し、喉を切り裂く、という工程でした。内臓や皮はその場に捨てないで業者が収集して廃棄します。 解体した後にはその肉を近所に配って回ります。一昔前の日本で近隣の住民で力をあわせて「餅つき」を行い皆にふるまっていたのを思い出します。パキスタンに来てから日本人の感性に近いものを感じてています 牛を縛り上げて固定しています。 喉を切り裂きました。血が噴き出しました。 血が出て滑るので移動させました。私も、さも屠殺に参加したような写真を撮りました。実際は何もしないで見ていただけです。 これから解体します。まずは皮をはぎます。 別の牛の屠殺風景です。 チョッと皆で騒いでしまいました(興奮していたかもしれません)。

犠牲祭(1)

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 イスラム教の最大イベントともいうべき「犠牲祭」の時期がやってきました。犠牲祭(イード・アル=アドハー、アラビア語: عيد الأضحى‎ ʿīd al-ʾaḍḥā、Eid ul-Adha)は、イスラム教で定められた宗教的な祝日です。預言者の信仰を讃える祝祭です。この犠牲祭では、羊や牛(中東ではラクダも)を贄として神様に捧げます。その捧げられたお肉は、貧しい人々や近隣の方々と分けて頂きます。*1 2022年の犠牲祭は7月10日(日)です。その日に向かって、牛、羊、山羊などが街中にあふれてきました。 ここは家畜の販売場です。 価格表です。結構高いですね。 選ばれた山羊が柵から出されました。狭い柵の中に押し込められていた山羊は喜んで表に出ていきます。 表には餌があります。柵から出てきた山羊はおいしそうに餌をほおばっています。 売れ残った山羊はほかの販売場に移動します。昔の西部劇のカウボーイが牛を追っていく、モンゴルの草原で遊牧民が羊を追っていくような感じですね。 買われた山羊は、散歩に連れて行ったりして大切に扱われます。我々が犬を散歩に連れて行くのと同じでしょうか。 上記の山羊たちは、7月10日には天に召されます。生き物の命をもらってわれわれ人間が生きていくという現実を示しているとも言います。日本人には「活き作り」や「踊り食い」の食事方法がありますが、同様に当該地に生きる人々の文化です。日本の和歌山県太地町の「イルカ追い込み漁」を単に残酷だ、と感じるだけで批判することはないと考えます。ムスリムの犠牲祭も文化として尊重することが必要と考えます。 民族の文化は尊重しなければならないと思います。 *1:出展:https://fooddiversity.today/article_114308.html

シナサンの生活費

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 パキスタンに来て、4か月間が過ぎました。私の生活費がだんだん収まってきました。現金で20,000ドル(240万円)持参してきましたが、残りが7,000ドルくらいになりました(3,000ドル/月くらいの消費ですね)。固定費は30万円くらいです。携帯電話はほとんど使用しないので基本料金と思ってください。日本との連絡はline電話を使用しています。なお、海外旅行保険は2年分およそ50万円を一括して支払ってきました。 これに食費、教養娯楽費、ガソリン代、その他が加わります。日本では必要のない費用を支出しなければなりません。それを考えると、パキスタンの生活費は高いのか安いのかわからなくなります。 チョッと驚きの金額ですと、自動車のパンク修理代が200ルピー(150円くらい)、スラックスのドライクリーニング費が100ルピー(70円くらい)でした。現地の人と仲良くするといいことがありそうです。

マンゴー(1)

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マンゴーの季節になりました。パキスタンマンゴーは甘みが強いものが多いようです。 季節初めは、シンディ、続いてチョラ、となりました。 シンディ4個で200ルピー(150円くらい)でした。 季節になると、いろいろなところから頂くことが多くなりました。 現地のスーパーでマンゴーを1箱購入してみました。1300ルピー(900円くらい)でした。 結構食べ応えがありました。 甘みが強い果物です。柔らかくおいしくいただけます。皮の剥き方などはインターネットに載っていますのでご確認ください。ただ、種が大きいのには閉口しました。 写真がありませんが、マンゴージュース、マンゴーチャイ(紅茶にマンゴージュースが入っていました)もおいしかったです。個人的にはマンゴージュースは甘みが強いのでマンゴーチャイのほうが好きです。

パキスタンの料理(1)

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 ある日のシナサンの昼食です。 滅多に食べられない現地の食事が食べたいとお願いして、現地の方に購入してもらいました。 上段左から、りんご、チョラ、パプリ、下段は、チャパティ です。全部で150ルピー(110円)くらいです。 りんごは輸入品です。今の時価はパキスタンでは収穫できません。1個90ルピー(65円くらい)でした。 チャパティはインターネット等に記載されていますのでご存じだと思います。1枚20ルピー(15円くらい)です。 パプリはチャパティと同じ小麦粉で作られた生地を薄い円形にのばし、油で揚げたものです。プーリーとも呼ばれるようです。ぱりぱりとした揚げ煎餅のような味わいですので日本人には食べやすいと思います。1枚30ルピー(20円くらい)です。 チョラは初めて食べました。私が「辛くないパキスタン料理」を食べたい、と望んで購入してもらいました。辛くないだけでなく、油が少ないので、私にも食べられました。チョラは辛くない(香辛料が少ない)ダルカレー(豆のカレー)のように感じました。私には合っている料理だと思います。1袋40ルピー(30円くらい)です。 パキスタン料理は香辛料と油を多量に使用していますので、好みが分かれると思います。私はできるだけ辛くない、油が少ない料理を選んでいます。しかし、だんだん辛い料理も食べられるようになってきました。パキスタン料理に慣れてきたのかもしれません。