パキスタンの安全対策

 2024年は邦人が被害にあった自爆テロ、中国人を狙ったカラチ空港の自爆テロなど大きな事件が起きました。カラチ(パキスタン)に来訪する方は十分に注意を要します。

ただし、データを見るとテロ発生件数が大幅に減少しています。2013年に始まった政府の過激派組織への掃討作戦がによりテロ発生件数は減少を続けたが、TTPによる停戦合意破棄によりテロの脅威が高まっている。https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2023/3e3f4e61c15d4e32.html

日本外務省のWebページ記載の
パキスタンの危険情報【危険レベル継続】(内容の更新)
によると、

シンド州(ジャコババード郡を除く)
 州都のカラチ市では、2020年6月にカラチ証券取引所への武装集団の襲撃事件や2022年4月には中国人教員が犠牲者となった自爆テロ事件、そして同年9月には中国人歯科医が銃殺される事件等が発生しています。
 また、警察による武装強盗団(ダコイト)の取締り強化及び高速道路警察隊による幹線道路のパトロール強化が実施されていますが、依然として強盗等の凶悪犯罪が発生しています。陸路で移動せざるを得ない場合は夜間の移動を避け、常時複数の武装警備員をつける等の安全対策を必ず取ってください。
 さらに、殺人事件に加え、銃器を使用した強盗等の一般犯罪が後を絶たない上、富裕層を狙った身代金目的の誘拐事件が依然として発生しています。こうした状況を踏まえ、カラチ市を含むシンド州への渡航・滞在については、真に必要な渡航・滞在を除き控えてください。渡航・滞在される場合も、民間警備会社による警備等十分な安全対策を講じるとともに、最新の治安情報の入手に努めた上で、行動してください。https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2023T013.html#ad-image-0

私は危険な目にあうことはありませんでしたが、運が良かったということかもしれません。この3年間でも、同僚がピストル強盗にあい現金と携帯電話を盗まれる事件がおきています。私の街歩きに関して、職場の警備担当からも再三注意を受けていたことを告白します。2024年は居住した地域の警備が厳しくなり、護衛が付いていない状態での居住地域外への外出を禁止されました(ゲートの軍人が外へ出してくれません。私は顔見知りなので許してくれるかもしれないと思いましたが、顔見知りなので余計に厳しくされました)。2024年のブログが書けなくなったのはこの要因があります。

コメント

  1. 久しぶりの更新拝見しました。何とかここまでご無事でおられた様子でホットしました。外出が許されなくて、取材が出来ない状態が続いていたようですね。今は、ご自身の安全をともかくも第一にされるよう願っております。

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