噛み煙草(ナスワール)

同僚からナスワール(نسوار)という「噛みたばこ」を試してみろと言われて、試しました。

数分後、話している相手が3~5人に増えてきました。何かおかしいと思い、休憩するために歩き出すと、まっすぐ歩けません。何とか休憩所にたどり着き、椅子に座りましたが動悸が激しくなり何を話しているのかわかりません。あぶら汗が出てくる上にきちんと座っていられません。椅子から崩れ落ちるように床に座り込んでしまいました。その後、横になって30~40分後に正常に戻りました。

ナスワールは、10mmくらいの塊にして上唇の裏と歯茎の間に挟んで使用します。しばらくすると上唇が麻痺し、その後に頭がふらふらしてきます。口腔内が麻痺するので虫歯の痛み止めにも使われるそうです。中毒性があり重症者は舌癌や喉頭癌の危険があるということです。ナスワールは使用する草を粉末にして販売しています。30~50ルピーと安い商品です。パキスタンでは一般の人が仕事中にも使用しています。この状態で仕事ができるのかと思いますが。。。

後ほど、退役軍人から、ナスワールは別名「ドライウイスキー」と呼ばれている、と聞きました。酒に酔うというよりもほかの状態のように感じます。私にはあわないようです。尤も普通のたばこも合わない私ですから、ナスワールが合うわけがないのかもしれません。

ナスワールの制作風景です。

ナスワールとはこのようなものです。これで20ルピー(10円)です。


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