通勤経路(2)

前回に引き続きアパートから事務所までの道のりをたどってみましょう。およそ3㎞の距離です。
公共交通機関が発達していないカラチでは、通常の出勤は自家用車を使用した通勤になります。自動車で10分くらいです。今日は徒歩でたどってみます。

通勤経路は下記の地図のとおりです。ほとんどまっすぐです。治安が良ければ毎日徒歩通勤をしたいのですが、残念ですが徒歩通勤は禁止です。


まずはアパートの出入り口です。海軍の軍人が守ってくれています。ちなみに写真撮影は禁止です。

アパートの入り口を出て左に曲がります。

このロータリーを右に曲がります。左に曲がるといつも行くスーパーマケットや運動公園があります。
 
このロータリーには海軍退役軍人住居の入り口の標識があります。
そして大通りに出ます。平日はこのロータリーはごった返すという表現が適当なほど混みます。わずかな隙間を我先に突っ込んでくるので、私には運転できないと思います。
 

さて、ここからは1本道、まっすぐに進みます。右側のショッピングモールは、衣料品関係の店舗が数十軒入っています。こんなに入っていたら競争が激しいだろうなと思います。
 
ショッピングモールの前の歩道は駐車場になっています。昼間は係員がいて駐車料金を徴収されます。公的なものなのか勝手に徴収しているのかはわかりません。

さらに進むと高層ビルが見えてきます。1~3階は衣料品関係のショッピングモールです。4回はフードコートです。ケンタッキー、マクド、ピザ屋、タイ料理店などが入っています。夜も10時過ぎまで開いています。アパートから歩いていけるので重宝しています。
 

入り口はガードマンがいて荷物や身体検査を受けないと入れません。 

ビルの前は、駐車場(オートバイ)になっています。朝6時30分ですが持ち主はどこにいるのでしょう。

カラチ名物、ごみの山
朝早くからごみ掃除夫が出ています。掃除夫はムスリム以外の宗徒や下層階級の人が従事しています。掃除している傍らでごみを捨てるような光景を見ることがあります。これもパキスタンの文化です。

パキスタンの国技は、ホッケーとクリケットです。草野球ならぬ草クリケットですね。

下の写真をよく見てください。バッターは2組いますが守備は1組です。守備よりもバッティングのほうが楽しいですからバッティングが多くできるというのは合理的ですね。

珍しい光景です。古着を選り分けています。販売するのか自分で使用するのかはわかりませんが、そばに古着を積んだ荷車が置いてありました。ムスリムの女性を写真撮影すると揉め事になりますから何も聞かずに立ち去りました。
 

パキスタン政府には金がありません。IMF、サウジアラビア、クェート、中国などから融資を受けています。下記の店舗は宝石屋です。宝石屋が並ぶくらいに需要があるのです。政府に金はなくとも国民には金がある(?)のかな。



ごみ収集です。相変わらず迫力があります。


その陰で、何を探しているのか近寄っていないのでわかりませんが、ごみ箱から金目の物を探している人です。パキスタンでは古新聞が30RS/kg(15円/kg)くらいで売れるのです。

道中も半分来ました。このロータリーには物乞い、ゲイのお姉さん(?)、赤子を抱いた母親などが出てお金を稼いで(?)います。
朝から物乞いのおばあさんが出ています。
パキスタンでは「赤信号は進め」ではありませんよ。赤信号でも誰も停車しません。確かに横の道路からは何も来ないので事故は起きません。合理的ですよね。パキスタンウエイに慣れると日本では生活できないような気がします。
 

一般庶民が利用する食堂街です。まだ開店していないようです。



アパートの出入り口には武装したガードマンが立っています。
もう事務所の近くです。右に曲がります。
左側の建築中の建物ですが、昨年はビクトリア様式の古風な建物がありました。私は建物の中に入ってみたいと思っていましたが解体されてしまいました。もったいないような気がします。


大通りから路地に入ってきました。
さらに左に曲がります。


事務所へ入る路地です。ブロックで直進できないようにしています。

はい、事務所につきました。散歩にはちょうど良い距離ですが、暑い、汗だくになりました。

おまけです。高架橋から線路を撮影しました。人間が歩いています。楽しいですね。これぞ人生の醍醐味です。

さらにおまけです。私が良くいくスポーツショップです(商品を買ったことはない)。高い、手が出ないほど高い、でも売れています。高価な輸入品が売れていくのです。需要がある(お金持ちがいる)のです。不思議の国、パキスタンですね。









コメント

このブログの人気の投稿

カラチ離任

カラチ空港付近で自爆テロ

タシケント国際空港で合流