パキスタンの政変
パキスタンの政治が不安定状態です。
1か月経過し落ち着いてきたのでブログに上げようと思います。
5/9(火)
- イムラン・カーン前首相(PTI)が逮捕された。TV速報。
- 高裁敷地外で50名以上のレンジャー部隊(内務省傘下だが事実上の軍隊)に囲まれて護送車にイムラン・カーンが乗せられる様子が何度も放送されていた。
- カラチ市内でもデモが発生した。
- サナーウッラー内相は記者会見で、今回の逮捕容疑は「国庫に巨額の損失を与えた汚職」と表明した。
- ラホール軍団長(第4軍団長)公邸にPTI支持者が侵入して狼藉を働いている。
クエッタでは抗議参加者と治安部隊との衝突で、1名死亡、数名の負傷者が出た。警察車両も燃やされていた。 - インターネット、携帯電話のデータ通信(インターネット、メール、Twitterほか)が遮断された。携帯電話は通話のみ可能な状態になった。
- TVが「明日全土で私立校は休校」と報じていた。
- クエッタでは抗議参加者と治安部隊との衝突で、1名死亡、数名の負傷者が出た。警察車両も燃やされていた。
- インターネット、携帯電話のデータ通信(インターネット、メール、Twitterほか)が遮断された。携帯電話は通話のみ可能な状態でした。
- TVが「明日全土で私立校は休校」と報じていた。
5/10(水)
9日夜から、情報が飛び交っていた。
2:20:カラチの抗議活動はシャラエファイサル通りのナーサリー地区(PTIカラチ支部付近)が中心でしたが、現在はSarah e Quadeen(ジンナー廟方向)に移動しており、警察とやりあっていた。
サルファラーズ前パンジャブ州知事、ウスマン・ダール前下院議員が逮捕された。両者ともイムラン・カーンの側近中の側近。警察はウスマン・ダール邸を調査した時に相当暴れたらしくTVの映像で確認する限り家の中が徹底的に破壊し尽くされていた。
7:30:出勤途上の道路で封鎖されている所があった。
11:00:カラチ市内の状況は、シャラエ・ファイサル通りは警察・レンジャーによる監視体制強化がなされており、カラチ市警察付近、ナーサリー地区(PTIカラチ本部)、Shahrah-eQaidenn付近では、それぞれ10~20車両(人員数50~80名規模)の警察、レンジャーが待機していた。大型の電波妨害車両を配置され、すでにマスコミ車両も数社確認されております。
18:25:TVの二元中継でカラチ市内に火の手が上がっている様子が報じられていた。
18:50:TV速報。パンジャーブ州に続いてKP州にも連邦政府は、憲法第245条に基づく治安出動要請を掛けました。←(事実上の軍による戒厳令)
・・・
5/13(土)
携帯電話のデータ通信が復旧した。
緊迫の5日間でした。現在、イムラン・カーン前首相は保釈が認められて自宅に戻っています。
今回の政変で、為替は$=283Rs→$=298Rs まで下がり、5/31には$=309Rsになってしまいました。
平和ボケした日本にいるとわかりませんが、ウクライナやスーダンだけでなく、世界の各地で火種を抱えているようです。
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