閑話休題(1)
「シナサンは、土着していますね」と、よく言われます。また、「パキスタン人と同じような考え方をしますね」、とも言われます。私自身も「半分、パキスタン人のようなものですから・・・」と言っています。
では、パキスタン人の仕事の進め方は、というと
パキスタンウエーとか、パキスタン時間などと言われてます。
8:30に出勤してきて10分間くらい雑談してから仕事にかかり、
9:30に(20分間くらい)朝食を摂り、
11:00にはティータイム(15分間くらい)でチャイを飲み、
13:00から昼休み(60分間)で、
15:00にはティータイム(15分間くらい)で、
16:30には退社する。
一体、いつ仕事をしているのだ、と言いたいのですが、「まぁ、イイか」というように考えるようになってきました。
また、作業をする際には大勢の人が来ます。これならすぐに終わるなと思ったら大間違い。荷物を運ぶ人、準備をする人、作業をする人、監督する人、片づけをする人、掃除をする人、など別々の作業を行います。その場その場では2~3人しか仕事をしていません。
あくせくしても結果は変わりません。インシャラーの国です。これに慣れてくると、意外にここち良いものです。人間的な生活ができるのかもしれません。彼らを見ていると、物質的には豊かではありませんが、精神的にはゆとりをもって生活しているように感じます。
40年以上も社会人生活を送ってきました。「脂ののった30代」のサラリーマン時代には「24時間働けますか」の仕事生活でした。今頃になって、もう少し人間的な生活をしてくれば良かったな、と考えています。長唄や社交ダンスにもっと注力していれば、老人になって途方に暮れることもなかったのに、と反省しきりです。
追記
シナサンは通常は中国人ですかと言われますが、(北部出身の)パキスタン人と間違えられたことが3度ほどあります。私もパキスタン人化してきたのかもしれません。
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