水汲み
カラチの街中を歩いてきました。
朝6:30くらいから歩き始めました。10:00を過ぎると暑くて歩くのがきつくなります。
8:30くらいには、道端に女性がたたずみ始めます。パキスタンには並んで待つという習慣はないように感じられます。三々五々集まり何かを待っています。
ポリタンクを3つも持った女性が歩いてきました。
そう、水をくむために集まっているのです。
水道施設が未完のカラチでは水を購入することになります。タンクローリーで水を購入できない世帯ではこうして無料の水を求めて集まることになります。インフラの設備が整っていないカラチでは毎日の水汲みが大きな負担になってきます。水汲み場付近に集まってくるのは、圧倒的に女性と子供の数が多いのです。子供が手押し車を押してポリタンクを運んでいく姿を見ることがあります。こうして苦労して運んだ水も大腸菌等が含まれており、決して衛生的な環境の水ではありません。それでも必要な水なのです。
さて、召し使いを雇うような人たちはこういうことに関心がないようです。いつになったらパキスタンの市井の人たちにインフラ整備の恩恵が及ぶのでしょうか。
ちなみに、水の入ったポリタンクをいくつも抱えて歩く女性を見ると頭が下がります。
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