パキスタンとは、どんな国(2)

 パキスタンの平均年収は、CIEC DATAによれば、600USドル(70,000円)くらいです。ベトナムの1/4、タイの1/6くらいです。貧しい国と言っても差し支えないと思います。


データではこのような状態ですが、住んでみた感じではどうでしょう。

パキスタンでは運転手を雇って移動することになります。外国人が雇用する運転手の給与は25,000~30,000ルピー/月なので、およそ20,000円/月です。高等教育を受けた外資系企業などに勤務する方の給与は、300,000~700,000ルピー/月で、およそ200,000~500,000円/月です。日本と同等の給与ですね。当然、語学(英語、仏語)、IT技能は必須です。彼らの多くは外国に留学、勤務の経験があるようです。

住んでみた感覚では中産階級の人たちは、100,000~300,000円/月くらいの収入と考えたほうが良いと思います。しかし、中産階級の国民の割合は少ないと思います(感覚では5~20%くらいの感じです)。

語学、パソコンスキル、運転などの技術、を有する人は少し裕福ですが、一般国民は非常に貧しいといえます。

非常に貧富の差が激しい国ですので、掃除夫の時給は500ルピー(350円)くらいです。富裕層の収入は日本の数倍と思えます。

国内産の価格は安いですが、輸入品は高いです。ポテトチップの国産品(30g)の価格は80ルピー(60円)ですが、輸入品のPRINGLES(107g)は500ルピー(350円)です。ベルギー産アイスクリーム(475ml)の価格は900ルピー(630円)でした。日本でレディボーデンのアイスクリームが400~500円くらいですから輸入品はかなり割高と思えます。


ガソリンの価格は、40lで6,000ルピー(4,200円)くらいです(100円/リットルくらい)。日本より安いですね。ちなみに走っている自動車は、ほとんど日本製(トヨタ、スズキ、ホンダ)です。軽自動車のアルト、ミラも多いです。カローラを多く見かけます。
韓国製や中国製の自動車も増えてきたそうです。しかし、日本の自動車が最も人気があるそうです。



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